子ども食堂の活動はヨガ
いきなりですが、「奉仕する」ことは、ヨガで実践するべきことの重要な一つです。
シヴァナンダヨガの創始者・シヴァナンダ先生は
“Serve, Love, Give, Purify, Meditate, Realize”
「仕えなさい、愛しなさい、与えなさい、浄化しなさい、瞑想しなさい、悟りなさい」
というメッセージでヨガのエッセンスを語りました。
沖ヨガの沖正弘先生は
「感謝、懺悔、下座、捧仕、愛行」という言葉で表しています。
(「捧」は意図的に手へんがついている字が使われています)
自分のエネルギーを高めるだけでなく、その高めたエネルギーは他者のために使われる必要があります。
お金を受け取るかどうかは関係ありません。
また、生活の仕方の面では、その土地でとれたものを大地に水に感謝していただくことを大切に考えています。
さて、わたしはボランティア先の子ども食堂の部屋をお借りしてヨガ教室を開催していますが、その面で、子ども食堂の活動はヨガの活動だといっていいのではないかと思っています。
子ども食堂では、
近所の畑から無償で提供していただいた野菜。
企業から提供していただいた製品。
そんな食材を、提供してくれた方と大地の恵みに感謝して、皆で丁寧に調理して、食べやすいように整える。
利用する方は、年齢や状況に応じて決められた額を支払い、これを感謝していただく。
ということを行なっています。
これはまさしくヨガの取り組みではないかしらん。
食材を提供してくれる農家や企業の方をはじめ、物品や費用を寄付してくださる方々も、ボランティアスタッフも、利用者も、みんなヨガ行者。
見た目はふつーうの昭和レトロなメゾネットですが、そんなよいエネルギーが渦巻いている場所です。
ここで集まって皆でヨガの練習ができるなんて素敵なことだなと、有り難く思います。
ヨガ教室開催をこころよく認めてくれた会長と、参加してくださる皆さんのおかげです。
「上虚下実」や丹田を育てる練習に。女神のポーズすなわち四股
女神のポーズ。サンスクリット表記ではウトゥカタコーナーサナというそうです。
何となく知ってはいましたが、受けたヨガクラスで出てきたことは、ほとんど、まったくといっていいほどないポーズでした。
複数の流派やスタイルのクラスに参加してきましたが、ほぼ記憶がありません。
ある流派や教えの流れで、よくやる方々とあまりやらない方々がいるんでしょうか。
が、これ、すごくいいポーズだと思います。
非常に、腰が据わる。
下腹の奥のほうに「丹田」や「肚」といわれる概念の部分があります。
エネルギーの源であり、体を動かすときの起点になるばかりでなく、充実した丹田はどっしりとしたふらふらしない心を養います。
この、下はどっしりと安定していて、上は軽やかで自由な状態を「上虚下実」といいます。
まさに女神のポーズでやりたいことはこれ。
ポーズのやり方は、
1. 脚を左右に大きく開いて、45度くらい外に向ける。
このとき、つま先だけでなく、腿の付け根から外に回すようなつもりで、腿の骨・膝・つま先が同じ方向を向くようにする。
2. 腰を真下に落として膝を曲げる。
3. 胸の前で合掌するか、腕を横に広げて肘を上に曲げる。
踵を上げるバージョンもあるようです。この場合、体重が小指側にいかないように気をつけたいです。
腰が前に傾いてお尻を突き出すような恰好にならないように。
お尻を突き出すとはいえないまでも、真下に降りているつもりでもけっこう腰が傾きがちです。
こうなると、腰が前に傾く分、胸を張って上体をまっすぐにしようとします。正面からはいい姿勢に見えますが、真下に降りてはいないのです。
逆に、前傾しないようにと思うあまり腰を丸めて後ろに傾けないように。
ただし、本当に真下に降りるのはかなり難しいと思います。
相撲の「四股」の「腰割り」と同じ体勢です。
相撲でも四股は大変重要で、筋トレの意味だけでなく、精神を安定させるのに必要な稽古とされているそうです。
体を絞るのにもいいようです。
貴乃花さんが引退したあと、四股で100キログラム落としたという話を読んだ記憶があります。もちろん四股だけをやっていたわけではないとは思いますが。
続けると、下半身が安定して強くなった感覚が生まれてくると思います。
ヨガクラスで講師が言う「吐いて」「吸って」のかけ声
ヨガのクラスで、動くときに「吐いて」「吸って」「吐きながら○○する」「吸うときに○○する」といった説明をすることがあります。
流派やスタイル、クラスの趣旨や講師によってやり方や考えはそれぞれで、何が正しいというものでもありませんが、今のところわたしがこれを言う場合、これはあくまでガイド、つまり、これに沿ってやるといいのではという案内にすぎません。
呼吸の指定をするのは、
1.息を止めないでほしい
2.自分の呼吸を意識してほしい
3.このときにこの呼吸をしたほうがやりやすい・効果がある
といった理由です。
「自分の呼吸を意識してほしい」とは、意図的に呼吸をコントロールするのではなく、自分がいまどんな呼吸をしているかを意識するということです。
なのでタイミングがずれても、もし吐くと吸うが逆になってしまっても、特段問題はありません。
呼吸の長さは人それぞれ、そのときどきなので、「吐いて」と言われている間にもう吐ききって次の息を吸っていることもあるでしょうし、「吐いて」が終わって「吸って」になってもまだ吐いていることもあるでしょう。
確かに、呼吸をコントロールする練習もあります。
また、肺の領域を余さず使うことや心のリラックスのためには深い呼吸がいいので、早く次の呼吸が始まってしまうよりは長く深い呼吸が可能なほうが望ましいには違いありません。
が、動いているときに、呼吸のかけ声に従うことを最優先にする必要はありません。
あくまでも自分の呼吸が無理なくできることが大切です。
そして、かけ声よりも、自分の呼吸と自分の動きが合っているほうがいいです。
かけ声を意識しすぎて「言われたとおりに呼吸しなければ」と頑張るよりも、呼吸の指定は目安ととらえて、自分の呼吸でヨガの動きを楽しむほうが、ずっと効果があると思います。
「古民家」とは言えないけれど、昭和レトロな地域食堂でヨガクラス
練馬区高松のよりあい食堂「てへっ!こども食堂」でヨガクラスをスタートします。
「てへっ!こども食堂」は名称こそ「こども食堂」ですが、年代にかかわりなく、地域の人たちが集まって交流が生まれる場にしたいということで、「よりあい食堂」の呼び方を掲げています。
住宅地の中にある昭和~なメゾネット。
多くの人が懐かしさや安らぎを感じるのではないでしょうか。
古民家、というのはウィキペディアによると「戦前以前のもの、特に大正以前のものをさすことが多い」のだそうですが、こういう昭和の住宅も非常な味わいがあって、例えば「新古民家」と呼びたいです。
「新古書店」という古書店があるくらいなので、いいよね。
さて、ここの2階の和室を借りてヨガクラスを行います。
ヨガが初めての方、体を動かすのが得意でない・体が硬いと気おくれしている方もウェルカムです。
木造家屋ゆえ、跳んだり跳ねたりどっしんばったんできませんし。そんなことしたら建物が揺れます。
アットホームな感じでゆったりと進めたいと思っています。
〈日時〉 12月10日(土)10:00~11:15
〈会場〉 てへっ!こども食堂 練馬区高松4丁目1-28むつみ荘
〈参加費〉 1,500円 ※当日現金払い
〈申込方法〉 申し込みフォームからお申し込みください 予約優先
※当日空きがあれば参加OK。現地でお申し出ください
〈服装〉 運動しやすい服装
〈持ち物〉
・ヨガマットまたはバスタオル
・水分補給のための飲み物
・汗拭きタオル
参加申し込みフォームはこちらです。
独りでも成立し、他とも調和できる
【肉の代わりにナス】
お肉を控えたいときに、ナスは頼りになる食材だと思います。
肉の代わりになるので(栄養的にではありません)重宝しています。
例えば。
●ハンバーグのかさ増し
ハンバーグのたねに塩もみしたナスを入れます。
家族はナスが入っていることに気づきませんでした。
私自身も初め懐疑的で、レシピに「肉のような食感」とあっても信じられませんでしたが、本当に違和感もナス感もありません。自分で作っていなかったらわからなかったかもしれません。
●ナス丼
ナスに片栗粉をまぶして多めの油で炒め、にんにく風味の甘辛味にしてご飯に載せます。卵を食べる方なら卵黄を落とすと豪華になります。肉がないと不満そうにする家族が「これもいいね!」と喜んでいました。
●アンダンスー風
刻んだナスを炒めて味噌と砂糖で味つけ。ご飯のお供に好適! 常備菜にもなります。
アンダンスーは沖縄料理で、茹でた豚肉を刻んで炒め、味噌と砂糖、みりん、泡盛などで味つけするものだそうです。
私が見た「アンダンスー風」のレシピはツナ缶と一緒に炒めるものでしたが、ナスのみ、油揚げと一緒になどアレンジの余地がたくさんあります。
しかも、ナスはお米の代わりにもなるようです(栄養的にではありません)。
カリフラワーのように、細かく刻んだナスをご飯に見立ててダイエットに役立てるというのを聞いたことがあります。
ナス料理になってもおいしいけれど、主張しないのでほかの食材や調味料とも馴染むのでしょう。
単独でも、他との調和も。
ナス、素晴らしい存在です。
開脚前屈で目の調子を整えたい
陰ヨガの「ドラゴンフライ(トンボ)ポーズ」。
陽のヨガでは、形は少し違いますが「ウパヴィシュタコーナアサナ」にあたるかな。
最近自分の中でこのポーズがブームで、寝る直前に3分ほどやっています。
もう今から寝るという状態になってから布団の上でやるので、タオルケットや毛布をボルスター代わりにして額の下に置いて、前屈が深まってくるようなら順次外していく。
お風呂も上がったあとで柔らかくなっているせいか、前屈しやすく、膝を伸ばしての前屈は寝しなには厳しいと思っていたけれども、想像よりずっと気持ちいいです。
陰ヨガの本に「目がたびたび充血して過敏になっていたのが坐位の開脚前屈をすると治った」というエピソードがあり、それは「肝経と目はつながっており、このポーズが脚の内側を走行する肝経を刺激するから」だそうです。
近ごろ目の調子が悪いので、よくなるならばと連夜取り組んでいます。
まだ始めて日が浅いし、私の目は腺が詰まったり炎症を起こしたりしているので効果が現れるとしてもすぐではないでしょうが、ヨガの健康効果は「なんか知らんがいろいろやってたらよくなった」という感じのものなので、気長にやっていくつもりです。
骨盤、下腹部、鼠蹊部にもいいポーズです。
平安院ヨガ教室のお知らせ 9月以降
小平市のお寺「平安院」でヨガしませんか。
次回のAKIさんと私の担当する平安院ヨガは、
9月10日(土)10:00~11:15
10月15日(土)18:00~19:15
11月3日(木・祝)10:00~11:15
です。いずれも【女性限定】ですのでお間違えなきようお願いします。
10月は夕方の時間帯。キャンドルを灯して行う「イブニングキャンドルヨガ」です。
平安院のヨガは本堂で行なわれ、クラスに先立って住職さんがお経を唱えてくれます。
畏れ多くも有り難く、雰囲気抜群!
そんな素敵な空間でヨガを楽しんでもらえればと思います。
【参加費】1,000円(当日現金払い)
予約は不要です。
【持ち物】
・ヨガマットまたはバスタオル
・汗拭きタオル
・水分補給のための飲み物
運動しやすい服装でお越しください。
https://www.heianin.com/post/yoga202209-10
お待ちしています。